日本エネルギー経済研究所
日本エネルギー経済研究所(The Institute of Energy Economics, Japan: IEE-Japan)は、 エネルギーと環境、および中東の政治経済に関する研究・調査などを行う日本の研究所です。
「エネ研」の愛称でも知られます。
元は資源エネルギー庁所管の財団法人でしたが、公益法人制度改革により、2012年に一般財団法人になりました。
目的・活動
設立の目的は、
- エネルギー諸般の問題を客観的に分析する
- それを通じて政策立案の基礎データ、情報、レポート等を提供
- わが国エネルギー産業、エネルギー需要産業の健全な発展および国民生活の向上に寄与
- 上記目的のために国民経済全般の観点から専門的な研究を目指す
活動内容は以下の通り。
- 国際エネルギー動向・情報についての収集、整理、分析
- わが国のエネルギー市場、産業の動向分析
- エネルギー需給の分析、予測
- エネルギー政策および企業の経営戦略に関する諸課題の解明と提言
- 国際エネルギー関係諸機関との交流、国際共同、協力プロジェクトの推進
沿革
1966年6月設立。同年9月、資源エネルギー庁所管の財団法人として通産省より認可されました。
1984年10月、付置機関として「エネルギー計量分析センター (The Energy Data and Modeling Center: EDMC)」がエネルギーデータベースの確立、各種エネルギーモデルの構築および計量的分析等を目的に設立されましたが、1999年7月より本部計量分析部となりました。
2005年4月1日付で財団法人中東経済研究所と合併。
公益法人制度改革により、2012年4月1日に一般財団法人に改組。
→ https://eneken.ieej.or.jp/
IEEJアウトルック
エネ研の中心的な研究レポートの一つ。
他の国際エネルギー研究機関の「長期見通し」に相当するもので、日本の研究者の立場から、現状を分析・外挿し、超長期シナリオを示して、世界のエネルギー需給および経済への影響を展望しています。
「IEEJアウトルック」発表の際には報告会が開催され、出席者からの質問も受け付けられます。
・第427回定例研究報告会「IEEJアウトルック2018」 -2050年に向けた世界のエネルギー・環境問題の展望と課題-論文・資料検索
エネ研がこれまでに公表した研究レポートのデータベース検索です。
・論文・資料検索