2015年の9月以降、中国経済の減速への懸念が大きく台頭し、原油価格の急落等を招いています。
しかし中長期的な視点で見た場合、東南アジア、南アジア、アフリカ諸国等の経済発展の余地は大きく、世界は今後も膨大なエネルギーを必要すると考えられます。
フォッシル・エナジー新懇話会 (Fossil Energy New Advisary Council = FENAC) は、地球の未来のエネルギー問題を、現実的、実務的観点から、皆さんと一緒に考えます。
当懇談会は、石油・天然ガス開発事業およびその周辺分野に従事する産・学・官の有志が集まり、オープンに、積極的に提言を行っていく組織です。
人類の未来を担う化石エネルギー
世界が安定して発展していくためには、必要な量を必要な時期に確実に供給できるエネルギー源が必要です。
それは、現時点においては、原油・天然ガス等の化石エネルギーしか存在しないのが現実です。
しかし、それらは地下資源であり、採掘可能な埋蔵量は当然、採掘に伴って、一方的に減っていきます。
そのため、化石エネルギーの枯渇を防ぐには、長期的な視点に基づいた、戦略的・政策的な継続的な探鉱・開発投資が欠かせません。
それが実行されない場合、世界は現在とは比較にならない深刻なエネルギー供給の逼迫に直面するでしょう。